総長からの「愛してる」Ⅱ



昔住んでたアパートか?


俺らと行った海か?


それとも普通に高校に行ったか?


父親のとこか?


母親のとこか?



あいつが行きそうな所はどこだ……?




「……まさか。」




そして俺は一つの可能性に考えついた。



美愛が追い詰められた時、あいつはきっと自分を売るという考えに行き着くだろう。



でも今の美愛なら、きっと自分なりのケジメはしっかりとつけるだろう。



ましてや未來を置いていったんだ。



自分なりに未來を守る方法を考えるはずだ。




「としたら、天瀬來叶の家か。」




はっきりと答えが出た俺は、奏に連絡して龍嵐幹部に集合をかける。



< 376 / 427 >

この作品をシェア

pagetop