総長からの「愛してる」Ⅱ
『 十六夜 美愛 様
結婚おめでとう
お前たち2人の結婚式の招待状はちゃんと送られてきたよ。
でも、俺はお前に会うことはできないから、代わりに手紙を書こうと思う。
ちゃんと幸せになってるか?
7年間お前が幸せになれたか気がかりだった。
でも、こうして結婚を迎えられたということは、十六夜廉也が俺との約束を守ってくれているんだと思う。
お礼を言っておいてくれ。
美愛が幸せなら、俺はそれだけでいい。
いつまでたっても美愛は俺たちの姫だから。
お前はどうか知らないが、俺もあいつらも美愛に出会えて幸せだった。
いろんなことがあったけど、後悔はしてないし俺にとっては一生物の大切な日々だ。
なあ、美愛。
これからもお前にだけは幸せでいてほしい。
だから、わがままになって2人の幸せのために生きてくれ。そんな2人をこれからも見守らせてくれ。
お前たちが幸せになることで、俺も幸せになれる。
ありがとう。』