総長からの「愛してる」Ⅱ



私が廉也を怒ると勘違いした海斗が、俺たちの為だの廉が優しいだの言い訳をしてくる。



……いや、別にいいんだけどね。




『こうなった私の為に、私の過去を話したんでしょ?
別に気にしてない』



「あ、ああ。そっか。」



自分の勘違いに気付き、ちょっと焦った海斗を見るのは、意外と楽しい。




『未來に会う?』



「いいのかっ?!」



なぜか物凄く喰いついてきたんだけど。



え?なに??




「俺と奏は一人っ子だし、ろくに子どもに会ったことねえんだわ。


だから、って訳でもないかもしんねえけど子どもがわりと好きでな。」




< 43 / 427 >

この作品をシェア

pagetop