総長からの「愛してる」Ⅱ
「幸せをありがとう。」
「お前のためなら、いくらでも。」
廉也は私のおでこにキスをする。
それが恥ずかしくて、思わず目を閉じた。
「美愛、そろそろ着替えねぇか?」
「……ん?」
あれ?そういえば私、あのまま寝ちゃったわけで。
意味がわかった途端、私の頬は真っ赤に染まった。
「あ、えっと……ん〜!!」
「フッ。そんな慌てることもねぇし、このままでもいいけど?」
廉也の意地悪な表情、久しぶりに見た。
って、そんなことより。
「あ、あっち見てるから先に着替えてっ」
私の声に廉也は笑いながら服を着始めた。
もちろんその間、私は布団の中で見ないように努めた………