君と出会って知れたこと。


高校に入って一週間くらいたって
クラスの子とも大分近づいて
結構楽しい毎日続いてるよ。

けど、イヤなことが1つ。
やっぱり、先輩からはカナさんの妹って
感じで言われる。
しょうがないんだけどね。
ごめんね。お姉ちゃんと顔が違くて!
お姉ちゃんはパパ似で私はママ似なのよ。
わかってよね。




そんなある日、クラスの野球部の男子から
メールが来た。
これ、先輩のメアド、暇らしいから送ってあげて。

わかった。と一言送って

その先輩って人にメールを送る。

なんて、遅ればいいだろう…

いろいろ考えた末

"こんにちわ
お姉ちゃんはカナです。
その妹のハナです。"
と送った。


そしたら、すぐ返信が来て

"おっ!ハナな!
お姉ちゃんは、よく知ってるよ。
ちなみに、ハナと俺、会って少し話したんだよ?
俺の名前は、ケイタな!
ケイタ先輩って呼んでくれ。"

ケイタ…ケイタ…話したことある先輩か…

うーん、誰だろう…

先輩とはあんまり話さないから
少し絞れた。

それで、いろいろ話を聞いた結果
ケイタ先輩な、あの時の目が大きめな先輩だってわかった。
< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop