夕焼けのおちる図書室で
飴とムチ
―遥side―
「ねぇー、彩希ちゃん、寄り道してかなーい?」
「は」
呑気な声を出す蘭に、冷たい声を出す彩希。
「お、何々どこいくの?」
裕介が頭の後で手を組み、蘭の隣へと移動する。
自然と彩希が一歩下がり、俺の隣へ。
「ふっふっふ…最近できた、ショッピングセンター知らない?カフェもあるし、ゲーセンもある!!」
素晴らしいどや顔でそういい放つ蘭に、
「うおおお!!まじかぁぁっ!!行こうぜ!!な、二人とも!!」
乗せられる裕介。
「…単純」
隣から彩希の冷めた声が聞こえた。
「ね、行こう!!彩希ちゃん!!」
きらっきらの瞳を輝かせて彩希の手を取る蘭。
「…ッチ」
彩希はそれを鬱陶しそうに払いのける。
「舌打ち!?出た!彩希ちゃんの舌打ち!」
「なに興奮してんだよ」
と、突っ込んでみるものの、蘭はお構い無しで彩希の手を再びとった。
「ねー!!おーねーがーいー」
「だー!!っるせぇ!!なんで私なの!!」
まぁ、案の定彩希がぶちギレるわけで。
「ねぇー、彩希ちゃん、寄り道してかなーい?」
「は」
呑気な声を出す蘭に、冷たい声を出す彩希。
「お、何々どこいくの?」
裕介が頭の後で手を組み、蘭の隣へと移動する。
自然と彩希が一歩下がり、俺の隣へ。
「ふっふっふ…最近できた、ショッピングセンター知らない?カフェもあるし、ゲーセンもある!!」
素晴らしいどや顔でそういい放つ蘭に、
「うおおお!!まじかぁぁっ!!行こうぜ!!な、二人とも!!」
乗せられる裕介。
「…単純」
隣から彩希の冷めた声が聞こえた。
「ね、行こう!!彩希ちゃん!!」
きらっきらの瞳を輝かせて彩希の手を取る蘭。
「…ッチ」
彩希はそれを鬱陶しそうに払いのける。
「舌打ち!?出た!彩希ちゃんの舌打ち!」
「なに興奮してんだよ」
と、突っ込んでみるものの、蘭はお構い無しで彩希の手を再びとった。
「ねー!!おーねーがーいー」
「だー!!っるせぇ!!なんで私なの!!」
まぁ、案の定彩希がぶちギレるわけで。