夕焼けのおちる図書室で
―彩希side―


ウィーン…

ガコンッッ





「…取れた」




上手いことぬいぐるみの足をひっかけてくれたクレーンは、ぬいぐるみを落とすことなく、機械から吐き出した。







「すご!!やっぱ上手いねぇ」


私のとったくまのぬいぐるみを蘭は大事そうに頬擦りした。





――――子供…
















「…ねぇ、なんかあっちの方人だかり出来てるよ」




蘭の指差す方向を向くと、…………あそこは、確かリズムゲームのコーナー。






「へぇ何か面白そう。行ってみよう?」

「うんっ!」










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