【新】サンタの仕事も楽じゃねぇ
主のいなくなったチョコレートワゴンに置かれているチョコは、道行く人がサービスなのかと勘違いし、どんどん取られていく。
トナカイは誰かに追われ逃げまくり、タクローは優雅に朝一のコーヒーを楽しんでいた。
ドン*サンタはモニターをニコニコしながら眺めていた。
傍らに控えるスイスサンタを呼び、耳元で何事かを言った。
スイスサンタは一礼するとすぐさま目的地、『タクローとトナカイ』のところへ向かい、ドン*サンタはモニターのスイッチを切り、指の骨をバッキバキと鳴らす。
タクローとトナカイは、協会本部に『特別室』が準備されているともつゆ知らず、サンタには全く関係ないバレンタインの日を稼げることもなく、無駄に過ごすことになった。