*ちぇりーダーリン*
「…だから…、
本当にないよ??」


「じゃあ…。
なんで心臓はねたの??」


リョーヘイに髪を
撫でられた。


「……………。」


どきっ。


「またはねた。
なんかあったんだ。
…言えよ!!」


………っ。


リョーヘイが叫んだ。


いつも優しいあのリョーヘイが。


あたしは、その時一瞬我を失った。


「…そんなこと言うなら!!
あの時、止めてくれたら
よかったじゃない!!」


あたしは怒鳴った。


だって、
あの時止めてくれたら…。


今、一緒に笑っていたはずなんだよ…。


あたし…キスされなかった。


ごめんね…
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