*ちぇりーダーリン*
  「なんであいつ…早くなったの??カナキ…。」


え??


リョーヘイに手を捕まれて

次の瞬間、あたしの部屋だった。


 手はずっと掴まれたままで


身長の高いリョーヘイを


見上げる。


 「カナキも…今早いね。
なんで??」


あたしを睨むように見る。


少し赤くなった目で。


 「それって…。あいつに。」

「…っちがう…」


あたしは泣いてしまった。

< 116 / 216 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop