*ちぇりーダーリン*
ぐいっ―…


なに??


背中に感じる不思議な引力。


あたしのカラダは後ろへと引っ張られていった。


しばらく引っ張られてキリヤから数10メートルくらいのところでぴたりと止まった。


あたしが短く叫んだその後、のどをならすように笑う声が頭上から降ってきた。


まさか………。


聞き間違うわけがない、この厭味ったらしい声の主。


「リョースケくん!?」


やっぱり。


振り返った先には笑ってるリョースケくんがいた。


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