ギャップカップル
〔健一SIDE〕

あいつは、本当に何を考えてるんだろう。

一つ屋根の下で男と女が泊まるだけでやばいと思うのに、一緒に寝たいとか。
しかも、寂しかったとか言われたら、俺だって同じだ。



〔次の日〕

健一「夢羽萌、起きろ。」

健一は、私の後ろから抱きしめていて、しかも耳元で囁かれる。

だけど、私は休日はゆっくり寝たい人で、もう少し寝たい。

夢羽萌「もう少し。」

健一「この状況でかよ。」

夢羽萌「落ち着くんだもん!」

健一「本当、無自覚。」

夢羽萌「………」

健一「寝るの早っ!」

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