虹のソラ
「ダレだよっ!知りてぇなー・・・。」
な、なぜっ知りたいぃー?ナゾだった。
「なんで?」
「す・・・うん。ね・・・。」
「は?」
「だっだから・・・っ。」
照れてますよね?完全に。耳、赤すぎでしょぉ?
「照れなくていいんだよ。」
こんな事しか言えなくて。苦しくて、苦しくて。


― 夢は、いつか叶う ―


って・・・信じていいかな。ダメかな。あたしの夢は颯太にこのキモチを伝える事。出来るかな。出来ればいいけど。


「好未ぃ~♪」
「あ、玲南・・・。」
「暗いねー!明るくなれよぅー☆」
「玲南は、元気すぎなんだよ。」
「何ッ?もしかして、悩みぃー?聞いてあげるよ?」
「いや、いいよ。」
「遠慮しなくて、いいんだよ?」
「いいったら!いいのっ!」

あたしはそのまま、渡り廊下へと向かった。
そこには颯太がいた。
「そ、颯太・・・?」
「あ?」
「な、なんでもないっ!」
腕を掴まれた。
「え、えぇ?!」
「ちょっと・・・。」
「でっでも!何さぁ?!」
そしたら、屋上の近くに連れてかれた。

「何ぃ?リンチなら辞めてね?」
「あぁ・・・。」
「・・・・・?」
< 16 / 200 >

この作品をシェア

pagetop