虹のソラ
ふたりの幸せを一生...祈る!
って決めたんだから、あのとき。

「おーい!好未ぃー、颯太先ぱぁーい、未玖さぁーん♪」
「今行くから、待ってってー。」
「好未が、ヒールを履いてこなければ良かっただろー!」
「うるさいなーーーーッ!」

「秦夜と好未って仲いいなぁ。」
「颯太ンとこほどじゃないよぉ。腕組んだことないんだよ・・・。あたし等。
まぁ、気にせずに!秦夜が待ってるから、いこーよ♪」
「そーだな。」




半走りで、秦夜のとこまで、追いついた。
あたしは、息切れ。
颯太は、半息切れ。
未玖ちゃんは、息切れしてない。


切符を買い、ホームへ向かう。
思い出話をしたり、こんなことがあったよねとか、話したり・・・。
なんかミニ同窓会をしているみたいだが、秦夜だけ学年が違う。
「そんなこと気にすんなって。」
颯太が慰める。
「うわー!颯太先輩は優しいッスねぇ~♪」
半泣き状態の秦夜。

あたしと未玖ちゃんは、面白そうに見ていた。
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