虹のソラ
―プシュー

「あ、着いたよ。」
ここは、もしかして・・・
「渋谷ーーーーーあ?!」
「そう、渋谷。」
「そっ、颯太す、すごいーーーっ!」
「あ?東京に来んの、はじめて?」
「い、いや違うけどぉー、さぁー!渋谷に来るのはじめてなんだー♪すごーい、すごーい♪」
「今日、泊まるからな。4人で予約しといた。」
「「「イエッサ~」」」



そのあとは、渋谷をブラブラ。
ゲーセン行ったり、109に行ったり・・・。
記念プリも取れた。
「いや~、楽しいィ!」
「えぇ?!ウィンドーショッピングでも楽しいの?」
「うん。」
「好未ちゃんって変わってるねぇ。」
「そーう?未玖ちゃんは、楽しくないの?」
「楽しいけど・・・。」
「でしょ~?」
雑談をしていると颯太がトコトコをよってきた。
「好未、未玖。なんか買うけど?」
「えっ?いいの????」
あたしは目をキラキラさせて言った。
「いいけど・・・。」
「じゃーあ!あれ♪」
この店で一番高くて可愛いものを指差した。

「あ、れ?値段は~・・・いち、じゅう、ひゃく...ひゃくまんンーーーー?!」
「っそ♪だぁーめ?」
「だ、だめに決まってんじゃん。」
「そっかー。」
「あたしは、あの指輪がほしい。」
「あぁーっ、可愛いよね♪未玖ってセンスいいー!」

「あれなら、いいけど。」
「あ、ちょーっと!あたしのは?」
「え?あれ買えないからムリ。」
「じゃなくて、このネックレス!」
あたしは、沢山宝石をちりばめたようにキラキラと光るネックレスを指差す。
「あぁ・・・これなら大丈夫だ。」
「じゃー買ってね★よ・ろ・し・く!」
颯太に向かってウィンクをした。
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