虹のソラ
見つめあい
「好未ッ!」
楓がケラケラと笑う。
「何?!どうしたの?」
苦笑いで聞く。
「だって、どっこらしょって・・・・・・・。」
あぁー、それで!
「しょうがないじゃんッ???」
「ま、いいんだけど。」
いいんだ。


帰り道。
川を見る。
そしたら、鯉がいた。
「わぁー!すごーい。」
と柚が言う。
「ねーっ」
うなずきながら、未玖(みく)も言う。

あたしも見ていたが、しばらくして、楓がいなくなった。
「あれ?楓はっ?」
「あらーぁ?」
「いたッッッ」
楓を未玖と、柚とあたしで追う。

やっと追いついた。
「もー、勝手に行くなよぉ・・・。」
「あははは。ごめんごめんっ。」


家に着き、布団に包まる。
相当眠かったのか、夕寝(昼寝を夕方にすること)を珍しくしてしまった。

「ご飯だよー。」
「ふあああああーっ・・・。」

ゆっくりと起き上がる。
時計を見れば、6時すぎ。
どうりでおなかが空くと思った。

夕飯は、回鍋肉だ。
「いっただきーます」
「はいはーい。」

無言の食事時間が終わり、TVを見て、風呂に入り、寝る。

夢は・・・颯太とあたし、ふたりっきりの夢。
デートをみている夢を見た。

そういえば、昨日の夢は・・・あたしが電話で告って、成功した夢だったっけ。その続きかな。
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