虹のソラ
「どーもっ」
「あ・・・どうもー。」

といった瞬間にガラス製のドアが開いた。

センセイは「お早う御座います」といいながらみんなを眺めている。
あたしたちは、返事もせずに、下駄箱へと向かった。


教室に着き、やっと一息を入れようと思ったが、外が騒がしい。
そう、サッカー部も部活動をはじめていたのだ。

だが、みんなはさっさと準備を済ませ、話している。
あたしも遅れて、終わった。

だが、もう、吹奏楽じゃない人も来てしまい、部活動が行われる、音楽室へとみんなで向かった。


新入部員は、楽器を持ち、もうひとつの音楽室へと向かった。
「よーいっしょっ。ふぅーっ・・・。」

あと、15分しかないが、集中すれば、長い。

15分経過-
「はい、終わりーっ」
センセイが言った。
みんなは、「ふぅー・・・。」と言いながら、楽器を置きにいった。
片付け終わると、センセイの話。

3分くらいで終わり、教室へと向かう。

丁度、ドアの近くに颯太がいた。
友達と話している。
「邪魔ぁー」とか言いながら、本心はドキドキしている。
ときめいているようだ。
席に着き、また丁度、颯太も席に着いた。
なぜかあたしたちは、見つめあっていた。
なぜか・・・。

視線で「ダイスキ」と送りたいが、ドキドキして、無理無理!


ふと思った。
このコイって・・・
どんなコイ・・・かな。
ただのコイじゃなくて、
幼馴染の・・・コイ?
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