親友へ
思いっきり走って家を出る。

角を曲がると 親友の なっちゃんが待っていた

「おはよう!なっちゃん」

「おはよう、みず!」

みず、とはわたしのあだ名だ。


「みず、昨日借りた本、面白かったよー」


なーんてたわいもない話をしながら歩いていた。


平穏な日常が続いてくれると思っていた。本当に。


だけど、もしかしたら

最初から決まっていたのかも。
こうなることが  最初から。
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