体操座りと救世主
ナカヤンは果歩さんを抱きしめて、背中をポンポン叩いた。
ナカヤンがとてもイケメンに見える。
俺はその光景に愛を感じながら、しみじみと眺めた。
しばらくすると、果歩さんは泣き疲れて眠ったようだ。
「ナカヤン…」
「タケ、ごめんな。なんかいろいろ聞かせてしもて。」
「いや、全然。いろいろびっくりしたけど。」
「それと、ありがとう。果歩が思ってること聞けてよかったわ。タケは人から話聞き出すん上手やな。」
「へ?俺なんも言ってないよ。」
「それがいいんやろ。タケはちゃんと聞いてくれるオーラが出とるんよ。」
「なにそれ。」