体操座りと救世主

目を開けると、目の前には緑のでかい物体がいた。ゴツゴツした、深緑のでかい物体。

愛は恐る恐る触ってみた。

すると、もぞもぞとその物体は動き出す。

愛が触っていたのは、龍の尻尾だった。

龍は、愛の方に顔を近づける。

愛は一瞬たじろいだが、すぐに目を輝かせ、龍に話しかけた。

「すごいね。かっこいいね。」

愛が龍の鼻を撫でると、龍はくすぐったそうに目を細めた。

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