体操座りと救世主
その次の次の日、マナちゃんがサイトのURLを送ってきた。
「これペットに人気の名前やって!この中にあるかもしらんよ!」
ハイカラな名前が並んでいる。
すべてを読んでみたけど、この中にも正解はなかった。
「やっぱり安易な名前やないんかな。そもそもタケくんが名付けるってだけでもはや変な名前やろうし。」
「マナちゃんひどい。」
戸上は愉快そうに笑っている。
「戸上ごめんな。もうちょい待って。」
「うん大丈夫。なんか楽しい。」
「は?」
「自分の名前探すんて、なんかファンタジーみたいで面白いわ。」
「…はあ。」