体操座りと救世主
数分して、戸上のじいちゃんが帰ってきた。
「俊介!大丈夫か!」
「あ、お邪魔してます。」
「おうタケくん。先生!はよ!痛みなくす薬を!」
「注射はできないですね。少し時間がかかりますが、錠剤を飲んでください。」
戸上はお医者さんに差し出された薬を口に含んだ。
「これで少しは落ち着くはずです。」
「ありがとうございます、先生。」
戸上はだんだんと痛みが和らいだのか、そのまま眠りについた。