体操座りと救世主

「あほ!」

「痛っ!」

ナカヤンにしばかれた。

「戸上はお前の笑顔が好きやったんちゃうんか!あいつ言いおったぞ。タケの笑顔は世界を救うって。あいつもとんだあほや。」

死ぬまで笑ってそばにおって。戸上はそう言っていた。

「戸上と過ごした日々まで否定すんなあほ。」

ナカヤンは俺の腕を引っ張る。

「行くぞ。」

戸上のいる病院へと向かった。

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