体操座りと救世主

「そうや。ヨネ、今度の休みあの2人誘ってどっか出かけえや。」

「へ?タケさんは?」

「俺は家でゴロゴロしとくから。」

「は?」

「じゃあタケは俺と遊ぶ?」

「あー。じゃあ戸上うちにおいでや。俺ゴロゴロしとくから。」

「どんだけゴロゴロしたいんよ。」

戸上の突っ込みを受けながら、廊下側の席に目をやると、マナちゃんが友達と楽しそうに話していた。

ふと目が合って笑いかけると、目を逸らされる。

「あれ、」

「何ラブロマンスやってんの。」

「は?」

戸上にしばかれた。

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