体操座りと救世主
「戸上は…それひとりで食べるん?」
「え?」
戸上の手にはパン5つとおにぎり3つ。それからシュークリームとプリン。
「多くない?」
「俺けっこう食うから。」
そういえば戸上はいつも大盛カレーだったか?
俺らは3階に移動した。
俺の隣に戸上、一歩後ろに愛ちゃんがいる。
「そういえば愛ちゃん、昨日はありがとう。授業終わったらすぐ帰ったわ。」
「あ、大丈夫だった?」
「うん。みんなからの視線は感じたけどね。」