体操座りと救世主
「何今更恥ずかしがってんだよ。」
本物の愛が、セックスだったら困る。俺が戸上にできることは何もないじゃないか。
「んー、」
しばらく考え込んでいたヨネが口を開いた。
「やっぱりさー、愛ってのは、その人の笑顔が見たいって思うことやない?今日も明日も、笑ってたらいいなあって。」
まともな答えが帰ってきたことに驚いた。
「お前真面目か!」
「え、」
「タケはそんな真面目な答え求めてないって!」
「え、」
「え、真面目な質問やったんか?俺てっきり大喜利かなんかかと。」
「あ…ナカヤンもヨネも参考にさせてもらうよ。ありがとう。」