体操座りと救世主
「そうや。タケさん、愛はもうええの?」
ヨネがそう切り出す。
「え?」
「ほんとや。愛の戦士タケー。」
ナカヤンはケラケラ笑っている。
「んー、結局答え出んしなー。」
「なんなんつまらん。戸上は?」
「へ?」
「愛ってなんやと思う?」
ナカヤンが尋ねると、戸上は苦笑いした。
「難しいなー。」
「唐突に聞かれてもわからんよなー。」
ヨネがそう言うと、戸上は頷いてカレーを口に運んだ。