体操座りと救世主

「兄貴ー!タケくんー!ご飯ー!」

幸成くんの声。

「はーい!」

「今いくー!」

ノートを元の場所に戻し、倉庫から出た。

「戸上、大丈夫だよ。大丈夫。俺がなんとかする。」

「…うん。」

「まずお腹いっぱいにしなきゃね!腹が減っては戦はできぬって言うでしょ!」

「ははっ。そうだな。」

夏はまだまだ長い。

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