体操座りと救世主
風呂から出て、しばらくテレビを見ながらだべっていたが、睡魔が訪れた。
「ヨネ、そろそろ眠いんやけど。」
「え!?ちょっとタケさん!俺をひとりにして寝んとって!」
「ヨネももう寝えや。」
「…おん。」
俺はベッドの下でごろんと横になった。
「タケさん、ベッドで寝えや。」
「ええよ、俺は下で。」
「…。」
「ヨネ?」
「一緒に寝てや!」
「嫌やん!狭いし暑いやん!」
「じゃあ起きとってや!」
「…。」
仕方なく、ヨネと一緒に布団に入ることになった。