体操座りと救世主
9、涙の効能
「ぶーんーちゃーん!」
「おー。雅也ー。」
家でゴロゴロしながらレポートを書いていると、雅也がやってきた。
「おじゃましまーっす。」
「どうぞー。」
「文ちゃん、それレポートしおる体勢やないで。」
「やって怠いんやもんー。お菓子食べる?」
「おん。」
ポテチの袋を差し出した。
「麦茶は勝手に冷蔵庫からとってやー。」
「おん。」