体操座りと救世主
雅也は麦茶を取って戻ってきた。
「なあ文ちゃん、明日祭り行かん?」
「…へ?」
祭りなんてあっただろうか。
「日野の地域で明日花火大会あるんやって。文ちゃんも誘おうかって話しおって。」
「ええな!行きたい!」
「そう言うと思った!日野に連絡しとくわー。ヨネとか紘和くんとか戸上は誘う?」
「あー、連絡してみる!」
3人にメールを回すと、ナカヤンはバイト、ヨネは親戚が来るらしく、戸上は人混みが苦手という理由で断られた。
「そっかあ、残念やな。じゃあ3人で回ろうや。」
「おん。」
明日の花火大会を楽しみにしながらレポートを進めた。