体操座りと救世主

雅也は麦茶を取って戻ってきた。

「なあ文ちゃん、明日祭り行かん?」

「…へ?」

祭りなんてあっただろうか。

「日野の地域で明日花火大会あるんやって。文ちゃんも誘おうかって話しおって。」

「ええな!行きたい!」

「そう言うと思った!日野に連絡しとくわー。ヨネとか紘和くんとか戸上は誘う?」

「あー、連絡してみる!」

3人にメールを回すと、ナカヤンはバイト、ヨネは親戚が来るらしく、戸上は人混みが苦手という理由で断られた。

「そっかあ、残念やな。じゃあ3人で回ろうや。」

「おん。」

明日の花火大会を楽しみにしながらレポートを進めた。

< 97 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop