とけない気持ち
「おかえり、遥」

「......ただいま」

「何してたかは聞いてないから。んじゃ、私外す」

入れ替わるように優さんは部屋を出ていった。

遥は隣に座って、じっと私を見つめる。

「結衣...おかえり」

「....ただいま、遥」

しばらく重い沈黙が続き。

遥がゆっくりと口を開いた。

「2年間、結衣は何をしてたの?」
< 31 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop