一生かけて。
第一章 新しい生活

美奈 side


少し眠い目をこすりながら洋服やら化粧品。
とにかく必要なものをぎっしり詰め込む。
「よし、これで準備OK…かな?」
少し心配だけど、まぁこれだけ詰め込めば
なんとかなるかな?

あたしは、星野美奈。
明日から夢にまで見た高校生。
だって、高校生って青春でしょ?
たくさん恋して、友達と笑って、
とにかく中学生よりは自由な感じ。
いいなぁ~ってずーっと思ってた。
それに加えて夢見てたのは、寮生活。

寮生活が羨ましかったから、
高校も寮があるところを一生懸命探した。
それで家から少し遠くなっちゃったけど、
電車1つで行ける距離だし、
まぁ、良いかと両親も許してくれた。

とまぁ、話が長くなっちゃったけど。
とにかく今は寮に運ぶ荷物を準備してるとこ。
でも特に必要なものはないし、
思い出したら寮に送ってもらえば良いし。

準備を終えたあたしは、明日のために
しっかりパックして深い眠りについた。
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