Lupin sisters***
「メンバーは揃ったようね。」
街外れの隠れ家カフェでは、
ただいま、作戦会議中である。
「議題は…議題は…」
「今後の仕事、及び活動目標について」
リーダーのフォローは私の役目だ。
「まず、確認するわ。私達の目標は?」
一番最初に手を上げたのは、
おてんば娘のセブシーだった。
「悪い奴から金盗んで、
美味しいもの食べて…」
「はい、ダメっ!次っ!」
「悪党どもから、頂くもの頂いて
嬢度品にする事よ。」
次に手を上げたのは、貴族のアリャーナ
だが、回答がお嬢様思考過ぎる…
「んー、不正解かなぁ…(苦笑)」
さすがのナーシャも困っているようだ。
「…私達は…正義。。。」
「おー正解じゃない?」
じゃない?って、目標決めたのは
ナーシャだろ…´д` ;
「そうだっけ?」
そうだよ。
見事に(?)正解したのは、
不思議っ子のラフラ。
全く考えが読めない…
「そう。私達は、偉大なる大怪盗
ルパンの思いを受け継いでいるのよ。」
そう。私達はそれを頼りに集まった。
それぞれの心に辛い過去を残しながら。
つづく