最初の恋
「そんな事全然ないし♪気にしないでっ。私だって竜の事軽く見てたし、しょうがないよ。」
「・・・・・うん。」
「そんなの、別の恋探せば良いんだから♪ね?」
「・・・あんな女と竜の間なんて私が割いてやるよ」
「そんな事しなくて良いよ。竜が幸せならいい。」

そんなの嘘...
私と竜二人で幸せになりたいのに...

「竜はあの女にダマされてるだけだよ。」
「もう良いよ。私帰るね。ゴメン。奈実が何かする事ないから。後、拓と付き合ったの、おめでと♪頑張って!!ばいばい」
「・・・・うん。ばいばい」



私は泣きそうなのをこらえて家に帰った。



布団にもぐると涙は枯れなかった。
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