最初の恋
周りの繋がり
ある時、智鶴に呼ばれた。

「杏依沙が好きって言ってた、竜君って人いたよね?」
「うん。」
「その人は彼女いるんだっけ?」
「うん。」
「その彼女は永輝なんだよ。」
「エッ・・・・?」
「杏依沙が前に竜君が好きって打ち明けた時あったでしょ?その時から永輝は竜君が好きだったの。それで永輝は、竜君が彼女と別れた時を伺って、告白したらOKされたって訳。」
「・・・・竜と永輝が付き合ってるの?」
「うん。そうだよ。だから竜君と杏依沙はすれ違ってばっかりで、竜君には、永輝が合ってるみたい。どうか諦めて。永輝の恋を応援してよ」
「私はどうなんのよ?!」


智鶴とはもう友達では、いたくない!!!
信用して来たのに全て裏切られた。
永輝は好きだけど智鶴に頼ってないで自分で言えばいいのに。
根性なし!!!

竜に電話をした...

なかなか出ない。
いつもはすぐ出るのにどうかしたのかな。

と思ったら出た。
「はい・・・」
「竜?どうした?」

竜の声が裏がえってる。
泣いてる?...

「別に何でもないよ」
「泣いてるの?」
「・・・・・・」


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