美形生徒会長様をハントせよ!
駅に行くと、既にみんな揃っていた。


「あり?みんな早くない?」

あの旬先輩もちゃんと居る。

「遅刻だ」

不機嫌そうに言った人物は、我が愛しの会長である。

「会長!会いたかったです!」

その少し怒った顔も声も仕草もカッコE!ぐへへへへへ。


「…カメラ仕舞え」


無意識にスタンバイしていたカメラを仕舞うように言われ肉眼に焼き付けつつ仕舞った。実にもったいない。


「そろそろ行きましょうか?」


はるちゃんが苦笑いしながらお家に案内してくれる。

チラリと会長に目をやると、首筋にうっすら汗が浮かんでいた。

萌えぇぇぇ!!

今、コレ、シャッターチャンス!

再びカメラを構えると会長に気付かれ「没収」と言われ取り上げられてしまった。


あぁ、一番のお供が…。
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