美形生徒会長様をハントせよ!
「そういや。何で沼の方は立ち入り禁止なんですか?」
目を輝かせながら涼介も言う。河童でも期待してんのか?
「…左に行ってしばらくすると結構大きくて、深い沼があるんです。この話は祖母から聞いたんですけど…」
怪しい匂いを漂わせる話方だな。
「昔…もう30年前くらい前になるらしいんですけど…」
30年前の夏の日のこと。若い男等がここで肝試しをしていた。この先の道をまっすぐ行って右に曲がって帰ってくる、俺達と同じルートで行ったらしい。だけどその中の一人がなかなか帰ってこなくてみんなで様子を見に行くと、右の道とは逆の左の道を間違えて曲がり、暗くて沼に気づかなかったのか、そのまま落ちて溺死してしまった事故があったらしい。
「なるほど。だから立ち入り禁止なんだな」
「それと、噂なんだけど、亡くなった人の霊を見たって人が…」
「それは興味深いですね」
「それよりさ…、渚ちゃん遅くないかな?もう20分たってるよ?」
「!……」
この場にいる全員が嫌な予感がしただろう。
その予感が当たらないようにと祈りながら俺達は渚を探しに行った。
「あんの馬鹿…!」
目を輝かせながら涼介も言う。河童でも期待してんのか?
「…左に行ってしばらくすると結構大きくて、深い沼があるんです。この話は祖母から聞いたんですけど…」
怪しい匂いを漂わせる話方だな。
「昔…もう30年前くらい前になるらしいんですけど…」
30年前の夏の日のこと。若い男等がここで肝試しをしていた。この先の道をまっすぐ行って右に曲がって帰ってくる、俺達と同じルートで行ったらしい。だけどその中の一人がなかなか帰ってこなくてみんなで様子を見に行くと、右の道とは逆の左の道を間違えて曲がり、暗くて沼に気づかなかったのか、そのまま落ちて溺死してしまった事故があったらしい。
「なるほど。だから立ち入り禁止なんだな」
「それと、噂なんだけど、亡くなった人の霊を見たって人が…」
「それは興味深いですね」
「それよりさ…、渚ちゃん遅くないかな?もう20分たってるよ?」
「!……」
この場にいる全員が嫌な予感がしただろう。
その予感が当たらないようにと祈りながら俺達は渚を探しに行った。
「あんの馬鹿…!」