美形生徒会長様をハントせよ!
閉店時間。今日のバイトはここまで。

お客さんとうまく接することが出来ず、何度涼くんが助けてくれたか。

まだまだ未熟だなぁ。明日はもっとうまく接するように頑張ろう!


「あー、だりぃ」

「あ、お疲れさまです」

先輩はだるくないときがあるのだろうか。


「渚すげぇドモってたな。笑い堪えるの大変だったわー」


確かに緊張して凄いドモってしまった。


「だからって笑わなくても…!」


思い出し笑いをし始める先輩を落ち着かせようとしていると涼くんがやって来た。


「お疲れさまです。これ、今日の残りですが、どうぞ」

差し出されたのはお饅頭だった。

「ありがとう!家でゆっくり食べるね!」


これがあれば明日も頑張れる!
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