美形生徒会長様をハントせよ!
長い長い行列の最後尾に並び番が来るまで凍えながら待機。


話すことも特に無く、無言で待つ。

そんな無言に耐えきえれなくなり、話題を探す。


「お、お正月ですね…」

「そうだねっ」

「あ、そういえばクリスマスパーティーの記憶が全然ないんですよね…。何か知ってます?」

「……」

「え?何で無言?あ、今日お兄ちゃんが飲んでた甘酒飲んでみようと思ったんですが止められたんですよねー。何ででしょう?」


「俺は、賢明な判断をしたと思う」


…ちょっと、誰も目合わせてくれないんですけど。
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