美形生徒会長様をハントせよ!
時は流れ放課後。

私は会長にメールを送った。


『今お時間大丈夫ですか?大丈夫でしたら裏庭に来ていただけると嬉しいです。き、来てくれないなら、と、凍死しちゃうゾ☆』


会長、来てくれるだろうか。


私は寒い中、チョコを握りしめて待つ。


なんだかドキドキしてきた。緊張してる。


藍ちゃん、おかん、おとん。あ、お兄ちゃん。


私、今から告白します!

「ファイトだ、私!」


「何一人熱くなってんだ。寒いとか錯覚だろ」


「か、会長!」


気がつけばすぐ後ろに会長が白い息を吐き立っていた。
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