美形生徒会長様をハントせよ!
旬先輩は結構すごい不良らしい。そのせいで怖がられて困っているとか。

だから、私と話すことができて嬉しいそうで。

私も嬉しいです。普通に優しい先輩で。

私はすっかり気を許してしまい、つい本音が。


「先輩ってイケメンですね」


「はっ?」

「!!あの、いや、違うんです!違くないけど!気が緩んでつい!」

私が焦っていると先輩は爆笑している。

笑わなくても良いじゃないか。

「渚はおもしれーな。ありがとう」

I.KE.ME.N!

「調子乗っても良いですか?」

「ん?」

「ついでに言うと良い匂いしますね。たばこの匂いに混じって白檀の匂いが」

「おぉ。俺の使ってる香水の匂いだ。当たってる。すげぇ。白檀って地味なのに」

「匂いフェチなもので」

「ぶはっ。そのドヤ顔ウケる!」

「女子ですよ?私」
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