美形生徒会長様をハントせよ!
『ありがとうございましたー』


私たちは先輩相手に見事勝利することができた。殆ど藍ちゃんのお陰だ。もう【藍ちゃん一人でも勝てるんじゃね?】ってくらいの活躍ぶりで。


それはさて置き。

「会長の試合始まる!えっと、一眼レフカメラはあるよね。タオルもあるし、手作りの蜂蜜レモンジュースも持ったよね。うん!行くとしますか!あ、藍ちゃんは?」

藍ちゃんはどうするのだろうか。彼氏さんはお帰りになられましたし。

「渚のストーカーっぷりを間近で見たことないし、行こうかな」

「うん!愛の狩人ね。それじゃ走るよ!ゴー!」

かけ声と共に私は藍ちゃんの手を引き走り出す。

「ちょ!足はやっ」


昔から足だけは早いんだ!
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