ハロウィンの魔法
親友の優香ちゃんの押しにより、ハルくんにジャックランタンをあげることに。
「でも、ただあげるだけじゃつまんないよねぇ」
「えっ?」
「……クッキーでもあげる?」
「いいねー!」
「惚れ薬入りで。」
え………???
「だだだダメだよ優香ちゃん!!」
「桃華、顔真っ赤」
「あたし、そんなやり方でハルくんと両想いになりたくなんてないよ!!」
「でも桃華顔がニヤけてるよ?」
「そんなの気のせいだもん!!!
あたしはそんなの絶対嫌だからね!!!」
そりゃ、両想いになれたらどんなにいいか……
でも惚れ薬なんて、ハルくんの気持ちを無視しちゃうことになるじゃん。
「分かった。じゃあ、普通にクッキー作ろう」
「うん!」