ハロウィンの魔法
ーーーハロウィン当日ーーー
本当良かった
桃華が純也の所に行かなくて。
めっちゃ緊張して誘ったら、なんとも拍子抜けな答えでびっくりだった。
『ハロウィンの日、空いてる?』
『うん!ハルくん誘おうと思ってたんだ!一緒にパーティーしようっ』
『お…おぅ……』
そんな感じで、俺は今桃華と俺の部屋にいる。
「あのね……これっ!ハルくんにもらってほしいの!」
そう言って桃華に、小さな綺麗にラッピングされているものを貰った。
「開けていい?」
「うん……」
中身はクッキーだった。
オバケやカボチャ、コウモリの形をしていて、
Helloweenの文字がかいてある。
「美味しい」
「ほんとっ?よかったあ!!」
残りのクッキーを食べていると、桃華が俺をジッと見つめてくる。