ハロウィンの魔法




「ん……な…何…?///」


「いや、なんか変なとこない?
体がむずむずしたりとか、頭がボーッとしたりとか」


「な…いけど?」


「そっか!」




桃華は笑ってたけど、どこか悲しそうだった。





「あと…ね、」


桃華がうつむいて、小さな声で呟く。



「これも、プレゼント」








桃華が差し出したのは


………ミニ・ジャックランタン








「あのねっ……あたし、ずっとハルくんのこと…きゃっ?!」


言葉を遮って、桃華を抱きしめる。







赤くなって伝えようとする桃華が、可愛くて愛しくて、しかたなかった


でも、俺が先に伝えたい。



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