Snow Love. ~大好きなキミへ~


そんなところを見ると、やっぱり愛花ちゃんも私たちと同じ女の子なんだなって思う。


「ってかさ、そんなこと言ってる陽乃も十分可愛いからね?」


ひとりで愛花ちゃんの事を考えながら楽しんでいると、光莉ちゃんからとんでもない爆弾が飛んできた。


わ、私が可愛い…………?


「いやいやいや、ありえないよ!」


容姿端麗の光莉ちゃんに言われると、信じられないっていうか、自分がすごく惨めになるじゃんか………。


絶対、お世辞でしょ……。


「言っとくけど、お世辞なんかじゃないからね?」

「う………」


私の考えは、どうやら光莉ちゃんにはお見通しみたいだ。




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