Snow Love. ~大好きなキミへ~


でも………


「本当に可愛くないんだもん………。私だって、可愛くなれるもんなら可愛くなりたいよ……」


これは、世界中の女の子全てに共通すると思う。


誰もが必ず夢見ること。


「はぁ……」


自分で言ってて、少し悲しい気持ちになった私は、いじけてぷくっと頬を膨らませた。


「はぁー!?バカじゃないの、陽乃!」


そしたら横から急に飛んできた、愛花ちゃんからの怒鳴り声。


「それで可愛くないとか何言ってんの!?陽乃はすごく可愛いじゃん!」

「い、いや………」


あれ……愛花さん、怒ってますか……?


……私、なんで怒られてんの…?


ん?ってかそもそもこれって、怒られてるのだろうか?


それとも、褒められてるの?





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