Snow Love. ~大好きなキミへ~


───4月。


優くんとの関係も変わることのないまま、私は高校2年生になった。


この高校は普通科と英語科、各2クラスずつで成り立っていて、クラスは持ち上がり。


私や光莉ちゃん、愛花ちゃんは普通科。


そのまま持ち上がりで進級だから、今年も私たちは同じクラスになることができた。


「私たちももうすぐ先輩だねー」

「本当、全然そんな感じしない」

「でも陽乃はさ、新入生より子供っぽいでしょー」

「なっ……またそれ!?私も、もう大人ですよーだ」


そう言って舌をペロッと出すと、


「そういうところが子供っぽいんだっつーの」


ってきれいに突っ込まれた。


< 151 / 353 >

この作品をシェア

pagetop