Snow Love. ~大好きなキミへ~
第3章ーありがとうー
突然の告白
いつものように3人で机を囲んで、お弁当の時間。
私は昨日あった出来事を、光莉ちゃんと愛花ちゃんに話しているところだった。
「えー!とうとう優妃先輩に告白したの!?」
小さな声でそう言った愛花ちゃんの言葉に私はコクンと頷く。
「百合さんと付き合ってるんだけど、私のこともちゃんと考えてくれるみたい」
「え?じゃあ、まだ陽乃にも可能性はあるってこと?」
「んー……私はそう思ってる」
「……そっかそっか!でも、陽乃すごいよ!体はちっちゃいのに、ちゃんと心は強いんだね」
「ちょっと!体ちっちゃいは余計だよ!」
愛花ちゃんの口から聞き捨てならぬ言葉が聞こえたから、慌てて否定すると、
「だって本当のことじゃん?」
って、平然と返された。